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CKA(Certified Kubernetes Administrator) 合格レビューとヒント

CKA(Certified Kubernetes Administrator) 合格レビューとヒント


目次

  1. CKAとは?
  2. 準備期間
  3. 勉強方法
  4. 試験環境と注意点
  5. 試験進行手順
  6. 試験中のトラブル
  7. まとめとヒント

CKAとは?

CKA(Certified Kubernetes Administrator)は、Kubernetesの管理および運用に関する深い知識を証明する資格です。この資格は、Kubernetesクラスターのインストール、設定、運用、およびトラブルシューティングを実施できる能力を評価します。

準備期間

私は、Kubernetesをある程度使いこなすことができる状況でした。Pod、Deployment、Service、Ingress、ConfigMap、Secretなどの基本的なリソース管理は、すでに仕事で経験済みでした。しかし、クラスター運用やネットワークポリシー設定などの高度な作業には慣れていませんでした。

この状況でCKAの準備を始め、主に過去問題を中心に勉強しました。最初の3日間で勉強し、試験を受けたところ不合格となりましたが、再び3日間集中して勉強した結果、2回目の試験で合格できました。(CKAは2回受験のチャンスが与えられます。)

2024年9月時点では、過去問題と実際の試験の類似性が非常に高いため、Kubernetesにある程度の経験がある人であれば、2〜3日の集中勉強で合格できると思います。

勉強方法

多くの人が推薦しているMumshad Mannambeth講座は購入済みでしたが、実際に講座を視聴する時間はほとんどありませんでした。私は以前に「Kubernetes入門 - 90の実例で学ぶコンテナ管理の自動化標準」という本でKubernetesの基礎をしっかり学んでいました。

試験準備では、インターネットにまとめられたCKA過去問題を目で追いながら確認していましたが、初回の試験では不合格でした。過去問題を単に読むだけでは、実際の試験環境で時間を効率的に使えなかったためです。

2回目の試験準備では、killer.shの練習問題を実際に解きながら訓練しました。killer.shの問題は実際の試験よりも3倍以上難しいですが、問題を解きながら実戦環境を学び、技術的な感覚を養うのに非常に役立ちました。私はChatGPTとkiller.shのソリューションを併用して難しい問題を解決し、勉強を進めました。

その結果、2回目の試験では95点という高得点で合格することができました。

試験環境と注意点

試験の詳細な環境と規定については、Linux Foundation公式ドキュメントを確認してください。

  • 独立した空間: 試験中、周囲には試験に必要な機器以外は何も置かないようにします。私はPCデスクの上に、モニター1台、ウェブカメラ1台、マイク1個、キーボード1個、マウス1個、スピーカー1個のみ置きました。手が届かない距離の本棚は許可されました。

  • 試験監督とのコミュニケーション: 基本的に英語で会話する必要があります。監督官がウェブカメラを通して部屋の様子を見せるように指示したり、手首の時計や耳のイヤホンの有無を確認したりするときに、英語で応答する必要があります。

  • 試験環境の制限: PSI試験環境は応答速度が遅く、画面のサイズが小さいため、使いにくいです。あらかじめ試験環境に慣れるためにkiller.shで練習することをお勧めします。

試験進行手順

  • 試験開始前: 試験開始の30分前にPSI環境に入場できます。入場後、試験監督が英語で試験進行と試験環境の確認手順を案内します。部屋の環境をウェブカメラで映し、マイクやその他のデバイスを確認する手順が約20分間行われます。

  • 試験中の環境: 試験が開始されると、画面上部に残り時間が表示されます。環境の応答が遅く、予期せぬ問題が発生する可能性があるので、できるだけ冷静に対処してください。最初の試験ではメモ帳機能を使用できることも知らず、2回目の試験ではnotepadを活用して問題解決時間を短縮しました。

  • 問題の種類と難易度: 全部で17問が出題され、後ろに行くほど難易度が上がるわけではありません。したがって、簡単な問題から解き、難しい問題は後で解くためにFlag機能を使ってマークをつけておくことをお勧めします。

試験中のトラブル

試験中、私のマイク信号が途切れ、PSI環境から自動的にログアウトされる事態が発生しました。試験が終了したかと思い、非常に焦りましたが、再度PSI試験環境に接続すると、最初から試験環境チェックが行われ、スナップショットで保存された試験環境に再接続されました。

もし試験中に接続が切れてしまっても、慌てずに再接続してください。

まとめとヒント

  1. 過去問題はほぼそのまま出題されます。過去問題をしっかり学習しましょう。
  2. Kubernetesの基礎知識があれば、1週間の集中学習で合格可能です。
  3. killer.shの練習環境は必ず試してみてください。環境適応とコマンドの練習には最適です。
  4. PSI環境は劣悪です。画面サイズの調整、メモ帳の使用方法などを事前に確認してください。
  5. 試験時間は2時間、全17問です。簡単な問題を優先して解き、難しい問題はFlag機能を活用してマークをつけましょう。

この記事がCKA資格の準備をされている方に役立つことを願っています。健闘を祈ります!

This post is licensed under CC BY 4.0 by the author.

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